はつ恋【教師←生徒の恋バナ】
久しぶりに授業に出た私に対し、周りの視線が少し痛かった。



梅雨の合間のジメジメした空気のせいか、頭が重い。



身体が、授業のテンポについていけないのかな?



ずっと、サボリ倒してたもんね…。



放課になった部室は、活動日じゃないから誰もいない。



久々に筆を取って、思う存分書いた。



だけど頭の重さは解消されないし、腰も重い…気がする。



時間が経つにつれ、頭の痛みが増してくる。



っつーか、痛いのは頭だけじゃなく…。



お腹も痛い気がする。



ヤダなぁ、変なもの食べたかなぁ?



こんな状態で、思い通りの作品なんて書けるわけもなく…。



私は、片付けを始めた。



片付けの最中、立っていられないほどの状態になった私は、その場でしゃがみ込んだ。



それと同時に、部室のドアが開かれた。



「桐生さん!!」



坂下の声だ。



『活動日以外、私は極力ここには近寄りません。』



そう言ってたくせに、坂下の嘘つき…。










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