はつ恋【教師←生徒の恋バナ】
だけど、何度かメールしていくうちに、坂下も慣れてきたみたい。



坂下が明日は自主練するのか尋ねてきたので、合コンに行くんだと返した。



すると、電話がかかってきた。



『ワカ、今のメールは本当ですか!?』



携帯の向こう、坂下が慌てた口調で喋る。



「そうだけど…メールで返してよ、練習になんないし。」



『あんな話を知って、悠長にメールしていられません。

高校生が合コンなど、早すぎます!』



何それ?



「みんな、してるもん。」



『みんながしているからといって、ワカもして良いとは限りません。』



「じゃあ、パパは私が合コンしちゃダメだって言うの?」



『当然でしょう。』



坂下は、ちょっとイライラしてるようだった。



合コンに参加するのは、坂下への邪な想いを断ち切るキッカケが欲しかっただけ。



私は、ケンカしたいわけじゃない…。



そう思うと、泣けてきた。








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