だから何ですか?
あー・・・駄目だ。
そんな集中力の途切れに、かけていたブルーライトカット用の眼鏡を外してデスクの傍に軽く放って。
画面に映し出されているレイアウトの出来はまずまず。
仕事に関しては恙無く問題なくこなしている現状で、それでも集中力を削ぎにくる時々の記憶の浮上にとうとう降伏。
亜豆の馬鹿野郎。
煽るだけ煽ってまた放置プレイかよ。
昼すぎの色の濃すぎる記憶は未だ自分を蝕んで、それでも自分の真面目な意識は大好きな仕事に向こうと努力はしている。
いつもであれば好きな仕事に没頭し始めてしまえばこんな風に集中が途切れることはない。
むしろ時間を忘れてのめり込み、他人の声かけでようやく我にかえるほど。
なのに・・・まったく入りこめない。
いや、入り込みはするのに集中しきらないように入りこまれるというのか。
「厄介な・・・」
本人も厄介なら、それに関わる記憶まで厄介だなんて。
そんな俺とは別に、きっと厄介なお嬢さんはここより数階上のフロアで集中途切れずパソコンに向き合っているのだろう。と、その姿を見つめる様に椅子に身を預け天井を見つめていると。