だから何ですか?



























やっぱり・・・


こういう雰囲気って慣れねぇし好きになれねぇ。


いつも騒ぐ馴染みの店でない時点で少し落ち着かないというのに、更に目の前には美人どころが揃ってにこやかにしているという様な現状。


美人どころと言っても一応は顔見知り。


仕事をしていく上で時々挨拶くらいは交わしてその顔を記憶はしているわけだけど、こうやって語り合う場としては初対面に近いというのか。


さすが美人が多いと言われる秘書課。


面接基準に秘書課だけ【美人】なんていう必須項目でもあるのではないかと疑いたくなるほどだ。


それでも特別容姿云々で心躍ってがっつきたい感覚は薄い俺がいて、これと言って今以上に親しくなりたいなんて欲求もなく乾杯の瞬間から自らは喋らずビールを口に運んで場に合わせていたわけだけど。


でも、さすが秘書課のお嬢様方。


接待慣れしているのか下手なホステスよりさりげなく気が回る。


こっちのハイな男性陣のノリに聞き上手で乗り上手で、にこやかに相手の気分を潰さず受け答え。


それに気分を良くした男達の惚気様よ・・・。


単純だな。


にこやかに笑っているお嬢さん方の胸の内までにこやかとは限らないだろうに。


< 126 / 421 >

この作品をシェア

pagetop