だから何ですか?
2分後?
何で2分?
あ、一緒に居たと思われないための工作か?
そんなところが一番理由として当てはまるだろうか?と小首を傾げて壁に寄りかかり直る。
2分と言われたし、と腕時計で現時刻を確認して息を吐く。
それにしても、本当に無表情の下に思ってもみない程感情を隠している生き物だ。
しかもその感情を隠しきるでもなく、誤魔化すでもなく、さらさらと本人に恥ずかしげもなく宣言してくる。
「変な女」
でも、だからこそどこまでも可愛いと思ってしまう。
そうして思いふけって時間を潰す事2分ほど。
案外1分って長いんだだよな。なんて改めて思いながら身を動かし、自分たちの席へとその身を戻し始めた。
さすがに俺の話題は終わっているだろうか?なんて懸念もしつつ、視界に捉え始めた席ではいつの間にか男女入り混じって席替えが成されていたらしい。
そんな中最初の席に身を置いている亜豆を捉えながら自分も元の席へ着こうと近づいて行けば。
「すみません、」
自分がテーブルに戻るか戻らないかの位置、不意に響いたのは亜豆の声で、その声にみんなが意識を向けた時には席を立って携帯や鞄を手にしている姿。
それには俺もポカンとしながら意識を向けて立ち止まっていた。