だから何ですか?
やる事成す事言動行動全てが反則で全てが愛らしい。
そんな風に思ってしまっている俺の方がもしかしたら相当ぶっ壊れてしまっているのかもしれないけれど、そうなってしまっているのだから仕方ない。
大人しく困ってろ。なんて無茶苦茶な言葉を弾きながら亜豆の耳に舌を這わせれば、不意打ちに構えをしていなかったらしい彼女声が大きく部屋に響いて口を塞いだ。
掌が熱い。
彼女なりに刺激に堪えて声を抑え込んでいるのであろうけれど、時折小さく漏れる声と一緒に息が自分の掌に熱を伝えて。
俺も大概意地が悪い。
意地悪の引き際が分からず、お仕置きで始めた行為に終わりを付けるどころかずるずると延長して貪欲になる。
堪え悶える姿が癖になりもっと追い込んだらどうなるのかとワクワクと胸が高鳴るのは性質が悪いと言えるのか。
「声・・・抑えるの手伝ってやろうか?」
「えっ・・・ん___」
俺の投げかけに疑問の響きを返したタイミング、僅かに開いた口に覆っていた手の指先をスルリと滑り込ませると舌を擽った。
その瞬間にビクリと震え緊張したような彼女の体の変化は触れている部分で体感している。
熱い。と、指先に感じる熱にも恍惚とし、視界に収める完全に戸惑い怯んだ亜豆の扇情的な表情にはあてられ酔いしれクラリと逆上せた。