だから何ですか?




「スッとボケるな。亜豆だよ。煙草、この時間には吸いに来てないって言っただろ」


「ああ、」


「つまりは他の時間には吸いに来てるって事か?」


「あれ?知らなかったの?それは驚き。何で言わないんだろうな凛生の奴」


「っ・・・忙しいからその時間読めないからじゃねぇの」


「ま、煙草の時間会わなくても文明の利器もあるしな。付き合い始めの一番恋愛としては盛り上がってる時期なわけだ。一日に一回は連絡取ってるんだろうけどね」


「・・・・・」



本当に・・・どこまでもどこまでも。


絶対に、こっちの事情全部理解して毒ある言葉で攻め込んできてるだろう。


月曜の連絡以降顔も合わせていなければ、連絡だって途絶えっぱなしだ。


一応チョコレートのお礼は最初の補充に気がついた時にメールはしたけど【食べて下さい】の一言返しだったし。


着信は激務であると分かっているからこちらからも避けていた。


煙草の時間に姿を見せないのも当然忙しさからそんな時間もないのだろうと推測していたし。


会えずとも自分を意識させるような煙草やチョコの贈呈品が毎日あったから敢えて不安を抱くような事をしなかった。


しなかったのに。

< 230 / 421 >

この作品をシェア

pagetop