だから何ですか?
メンズ物だから亜豆の小顔には更に大きく感じるけれど、眼鏡姿もなかなか良いな。なんてその姿に見惚れてコーヒーを嗜んでいたけれど。
「で?今日に限ってストーカー様ご登場だったわけは?さすがに恋しかったとか?」
「いや、恋しいのは日常茶飯事のストーカー歴上げたら年単位ですが」
「ブフッ__お前・・・真顔で、」
「片想いなんて基本言い方綺麗なストーカーでしょう」
「元も子もない事言うなよ」
「ストーカー論議はとにかくですね、・・・その・・・」
「ん~?」
「悲報を・・・」
「・・・・・・」
【悲報】という響きの瞬間には【まさか】と凡そ予測はつく。
それでも『まさか』という視線を無言で向ければ、逃げる様に視線を逸らした亜豆の無言。
の、後数秒後、
「ドタキャンすみません」
「・・・ふざけんなぁぁぁ・・・」
「私もおふざけだと返せるものな返したいです」
「お前・・・マジかよ」
今までの和やかさプラマイゼロだぞ!?
いや、むしろマイナスに差し掛かったけど?!
久々の逢瀬に沸いて気分も上がっていたというのに、程よく温まった頃合いにいきなり氷水ぶっかけられたくらいの衝撃だ。