だから何ですか?
「・・・充電、」


「えっ?・・・ふっんん___」



もう限界の限界だ。


そう感じた時には唇を重ね酸素も声も貪り始めていた余裕の無さ。


掠めて触れ合う亜豆の頬が徐々に熱くなると同じくして、自分の内側の欲求も意図とせず上昇して思考すらも逆上せ始める。



「__はっ・・伊万里さ・・・んんっ__他の人・・戻ってくるんじゃ、」


「__はぁっ・・・戻るかもなぁ。・・・だから?」


「っ・・・んっ___」



息継ぎの間に滑り込ませに来た懸念の響き。


僅か離れた事で陰りながらもそのもどかしそうな表情を視界に収め、牽制効果よりも欲情を煽って熱が上がった。


人が戻るかもしれない。


確かに井田と小田がいつ戻るかもしれないフロア状況だ。


自分のブースはパーテーションにロールスクリーンが下りているから覗き込みさえしなければ中の様子は外からは分からない。


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