だから何ですか?
なのに、
「っ・・・ん・・待っ・・・」
「待たねぇよ。そんな形ばっかの待ったに・・」
「っ・・好きになっ・・ちゃう・・」
「・・・・・・はっ?」
不意に響いた言い分にはさすがに疑問が走って手を止めてしまった。
そんな隙にようやく休息を得たと、激しく呼吸を乱して微睡んだ表情で俺を見上げてくる亜豆。
こんな時でも絶対に視線は逃げない亜豆が好きだと改めて思う。
どこまでも俺への誠実さや従順さを忘れずに示して在るから待ったの声かけにも不安を感じて苛立ったりしないのだ。
「・・・・気持ち・・・良すぎて」
「・・・・」
「触られる・・度に、・・・嬉しすぎて、」
「っ・・・」
「ますます・・・・好きになる・・・」
「あず・・」
「恐いって思うほど・・・依存しそうなんです」
「っ・・・・」
「これ以上好きになったらっ・・・・困るでしょう?」
「っ____」
馬鹿女。
無自覚に煽り返してるんじゃねぇよ。
もどかしく、熱に浮かされながら苦痛の表情で弾かれた言葉は遊びでなく本気だろう。
本気で『好きになったら困るでしょう?』と問いかけてきている。
それが嫌って程分かるから愛おしくも憎たらしい。