だから何ですか?
俺を一瞬で惹きつけ依存させるくせに落としにくるような毒の一言。
あくまでも、どこまでも、上回るのは自分の好意だと信じて疑わない亜豆が酷く愛おしいのに。
反面、お前の好意は自分の物に及ばないと言われているような敗北感も同時に感じる。
ふざけるな。
「っ・・・困らせろ」
「っ・・いま・・あっ___」
「気持ちよくて好きになるならいくらでもそう感じてろよ」
「っ・・・」
「触れれば触れるほど気持ちよくなって依存してくれるなら好都合だよ」
「んっ・・」
「気が狂うくらいに俺に惚れ込んでればいいんだよ」
「っ____」
「俺に惚れ込んでるお前に依存してやるから」
どこまでも、俺に惚れ込んでるお前を見せつけて困らせて惹きつければいい。
きっと、そんな亜豆から逃げられない。
逃げる気もしない。
自分の服に無数の皺を伸ばす亜豆の手が愛おしい。
感極まり震える身体も表情も熱も。
今溢れ落ちた涙さえも。
「今更・・・恐いとか言うな」
「伊万里・・・さん?」
「恐いなんて理性忘れるぐらいに好き好き言ってろ、お前は」
「・・・惚れそうです」
「良く出来ました」
ようやく弾かれた亜豆節と言える言葉にはフッと笑ってしっとり口づけた。