だから何ですか?




どうしよう。


クリスマスプレゼント・・・用意できなかったんですけど。


浮れたカップルを見れば見る程その問題点がのしかかって気が滅入る。


自分でクリスマスに会いたいとか誘っておいて肝心なプレゼント用意できてないとかどうなんだ俺。


仕事が終わって慌てて用意する時間もないし、そんな事で適当なモノ贈りたくないし。


最悪だ。とさすがに重苦しい溜め息をついたタイミング。



「お疲れ様です」



そんな声に反応すれば少しすっきりとした感じの小田の姿が近くに寄ってくる。


当然彼女も徹夜組なわけで、少し仮眠をとって来いと朝から控室で休憩を取らせていたわけだ。


そんな休憩を恙なく終えたらしく、にっこりと笑いながら俺と井田の隣に並んで会場を見渡す。



「大盛況ですね。うん、みごと・・・カップルばっか」


「だろ?絶対クリスマス限定カップル多々だって」


「井田、もうお前も休憩入って仮眠取って来い。さっきからこうやって荒んだ事ばっか言ってんだよこいつ」



さっさと行け。と送りだせば、ふらりと動いてその場から去って行く姿を小田と2人で苦笑いで見送る。



「さすがの井田さんも徹夜は堪えてますね」


「それに加えどうやらクリスマスにハイになれる要素が無いと見た」


「合コン全敗だったんでしょうね」



クスクスと笑う小田を横目に自分もフッと笑い、改めて会場を見つめて盛況の状態に心が緩んだ。


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