だから何ですか?
それに非難するような睨みを返すと、軽く肩をすくめてからその身を動かし、
「亜豆、そろそろ行こうか。2人も他にお仲間がいるんでしょ?戻った方がいいんじゃない?」
「あ、そうです!部長が伊万里さんがいないって本当にリピートしてて、」
「ああ、じゃあすでに結構飲んでるな。あの人酔うほどにリピートする癖あるから」
仕方ねぇな。
そんな感覚で一瞬でいつものペースに引き戻された気がする。
いつもの築いてきた当たり前のペースに。
分かりきった仲間内の騒ぎに戻らないとと自然と気持ちが切り替わる。
それでも今までの流れが一瞬でなかった事になるわけでもなく、小田が礼儀正しく海音に頭を下げた事でその存在を無視するわけにいかず。
自分も意識を向ければ自然とタイミングよくこちらを見た亜豆と視線が絡み、
「お疲れ様でした」
「・・・・」
言葉を返さなかったのはなんと返していいのか真剣に分からなかったから。
だって、ここまでの時間亜豆には色々な感情を抱きすぎたから。
その中には憤りや嫌悪もあって、それが継続してて会話をしたくないというわけでもなく。
そんな過程もあった癖に最後の瞬間は・・・憤りや嫌悪より微妙。
あれは・・・あの時間や空気は、・・・どう区分していいものなのか。