だから何ですか?
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「おはようございます」
「・・・・おはよう」
気怠さと欠伸が尽きない体。
それをなんとか突き動かし、コーヒーを片手に今日もイベント会場の控室へと向かって。
『腰が痛い』なんてことを思い顔を僅かにしかめながら扉を開けばすぐに向けられた挨拶の言葉に気まずい記憶の回想となった。
そんな感覚で視界に捉えたのはパイプ椅子に座って企画書を確認していた小田の姿。
「・・・・入らないんですか?」
「・・・ああ、」
うっかり入り口で呆けて立ち止まっていれば、クスリと笑った愛らしい笑顔に突っ込まれ、戸惑いながらも中に入りきって扉を閉めた。
そのまま・・・この身をどこに置くべきか。
今まで通りであるなら特別意識もせずに小田の隣だろう。
そんな結論を下してようやく歩み進めて小田の隣の椅子を引いて、ゆっくり身を下すと持っていたコーヒーを口に運ぶ。
その動作の合間も企画書に目を通してペンで時間を確認してといつも通りの小田の仕事姿勢。
それでもなんだかこの沈黙は変に緊張するなんて、まだ来ぬ井田の登場を求めてチラチラと扉に視線を動かしていれば。