だから何ですか?
それには思わず『フッ』と笑いが零れて、
「下手くそ、」
「っ・・・勝手にしておいて・・・その言いぐさ・・んっ、」
「__はっ・・煙草は吸えんのに、キスなんてもっと簡単だろ」
「んんっ・・はっ、はぁっ・・心臓が・・・痛い。目がチカチカします。煙草だって・・・どんだけ練習したと、」
「じゃあ、練習しろ。・・・ほら、息、吸え、」
「えっ?・・はっ?」
「重ねながら吐いて__」
「はぁ・・んん___」
どこまでも・・・素直な奴。
煙草も練習したのならコレもすればいい。
そんな無茶苦茶な事を言ったのは自覚しているし、亜豆だって何を言っているんだ!と言いたげに目を丸くしたというのに。
有無を言わさずレクチャーするように言葉を弾いて唇を重ねて。
『出来るわけない』と拒めることも出来たというのに、困惑しながらも俺の言葉に合わせて素直に応じる亜豆に変に興奮を覚える。
教える様にゆっくり柔らかく唇の感触を楽しみながらも形ばかりのレクチャーの響きも忘れない。
「ほら、吸って、・・・吐きながらまた啄んで・・・・」
「はっ・・ん・・はぁ・・」
「亜豆・・・舐めて吸って、」
「ふっ!?・・ううんんん___」
少し・・・我慢の限界。
言い様がないくらい扇情的で焦れったくて、欲求をレクチャーにねじ込むと自分の舌を滑り込ませる。
さすがに驚いたように跳ねた震えを亜豆の体に感じるも・・・逃げない。