だから何ですか?





それどころか・・・躊躇いがちにも舐めて絡んでしっとりと吸って。


それでも巧みとは言えずに拙く濃密に。


あ・・これ・・・マズイ。



「亜豆、」


「・・・はい?」


「抱いていい?」


「・・・・・・今、すでに抱きしめられてますが?」



赤ら顔の真顔。


多分逃げとかでなく真面目に切り返しているであろうキョトンとした表情にはさすがの俺でもどうしたものかと苦笑い。


どこまでウブなんだ?


あれ?まさかのまさかで未経験とか言わないよな?


そう言えば亜豆っていくつなんだっけ?


と、あまりの慣れない反応表示に色々な事が頭に巡り、良いか悪いか滾って抑えが効かなかった熱は僅かに減少。



「つかぬことをお聞きしますが、」


「はい、」


「ストレートに聞いちゃうと・・・処女とか言う?」


「・・・・」



きょっとーん・・・。


が、正解の効果音?


俺の誤魔化しのない確認の響きに驚くでもない、羞恥するでも焦るでもない、本当にパチクリと目を瞬かせた程度に呆けたように俺を見つめてくる姿には判断に迷う。


てっきり今までの流れのまま羞恥して叫んでとするのかと思っていたのに、ここでもまた肩透かし?


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