どうしたって期待したい!!
えっ?何これ?どうしろと?
物凄く嬉しいけど、それでもこんな風に水城くんに不愉快に思われて冷たくされるのは寂しい。
えっ?でもどういえば言いわけ?
私を馬鹿にしてごめんね?
いや、なんか可笑しい。
ああ、でも何か言わないと水城くんと気まずいままだしっ。
「例えばさ、」
「っ……はい」
「鈴原は俺の笑顔が価値あるって思ってくれてるんでしょ?それを他の人間が踏みにじるみたいに馬鹿にして貶してたら…」
「その相手ぶっ殺す」
「はい、それが今の俺の心中です」
「っ……ごめんなさい」
いやね、本当に例え話とはいえ、そんなシーンを想像したら速攻で殺意芽生えて鼻息荒くなったわ。
だけどもすぐにクールダウンさせてきたのも水城くんの結論。
今の私の様に腹が立った。
例えそれが本人の謙遜の言葉だとしても、水城くんが思う価値を踏みにじったのだと言いたいのだ。
それには素直にしゅんと気分が落ち、立ったままであったその身をストンと椅子に戻していく。
「ゴメン…ね」
「………」
「その……思ってもみなかったの。……平々凡々だと思ってた自分を【価値がある!】なんて誰かが思ってくれるとか」
だって、私は水城くんみたいに他人の目を引く魅力があるわけじゃない。
その辺に埋もれるくらいの普通の女の子で…
「価値あるって」
「っ……」
「少なくとも俺には、」
少なくともだなんて……
十分だよ。
寧ろ……贅沢だ。