どうしたって期待したい!!
別にだれかれ構わずちやほやされたいわけじゃないの。
好きになった人にだけでいいの。
好きになった人が私を認めて受け入れてくれたらそれで十分幸せなの。
だから……今充分すぎるくらいに幸せなんだよ水城くん。
しゅんと落ち込んだ心が再び熱を持ってふわりと浮かぶくらいに。
それを更に煽るようにそっと頭を撫でてきた手の感触には一瞬で発火して熱くなりそう。
おずおずとようやく気まずさを押して水城くんの方へと視線を動かせば、すでに私を見つめ下ろしていたいつもの眼差しと交差する。
もう、憤りはない。
目だけで分かってしまうなんて。
好き……だな
もうさ、言ってしまおうか?
このもどかしい関係を終わらせてもいいんじゃない?
だって、私はどうしても水城くんが好きで、水城くんも私を…
「鈴原は今の俺の中で一番価値ある友達だから、」
「…………………………」
いやぁ……思いっきり『ん?』と言う感じに不自然な笑みで固まったよね。
もう寸前まで抱いていた淡く甘酸っぱい感情の高まりなんて笑っちゃうくらい見事に粉砕された気分。
だって……
TO・MO・DA・CHI?
Friends?
あ……あれぇぇ?
待って待って……えっ?そこでそう落す!?
いやいやいや、さすが水城くんと拍手すべきお約束なオチだと思えばいいの?