どうしたって期待したい!!
まただ。
期待しては落とされ、期待しては落とされ。
それでも少しずつ距離は縮まってるんだと信じて思い込んでまた距離を離されるような。
やっぱりさ……大切な友達止まりなのかな?
クリスマスのあの時はほんの少し恋情がチラついていたのかもしれないけれど、こうして距離を狭めたら友達であったのかもしれない。
ああ、マイナス思考様降臨だ。
それでも、これは私が勝手に期待して落ちただけの話。
それこそクリスマスの時と同じ。
だから…水城くんに不満を感じるのは違う。
だとしたら……
「………明日の埋め合わせも兼ねて明後日のお菓子は張り切ってくるね~」
「それは楽しみだね。じゃあ俺は今日よりどエロいDVD用意してこようか」
「何でよっ!?」
「鈴原の反応が可愛いから」
「水城くん酷いっ!!」
いつも【らしく】ある事でしょう?
ああ、でも……
うん、でも……
「水城くん酷いっ__!!!!!」
「だから……高嶺の花なんだって」
何今更言ってるの?とばかりに呆れた眼差しを向けてくるのは、居酒屋の座敷の隣の席、ビールを口に運ぶ実結の姿だ。
最早聞き飽き興味が無いとばかりの対応には『うぬぬ…』と唇を噛んで自分もビールを口に運んだ。