どうしたって期待したい!!
結局、昨夜の帰り際まで望んだ言葉はかけてくれなかった水城くん。
寧ろ、『明日楽しんで来いよ』なんてポンポンと頭まで撫でてくれた始末。
いや、頭ポンポンとか凄く嬉しいのに、まったく引き止めてもらえなかったショックが大きすぎて逆に辛い!
LINEにも期待したのに結局通知音が響くことなく……来ちゃったよ?
本当に飲み会来ちゃったよ?
もう、このもどかしさを糧に思いっきり自分史上最高に可愛く盛って来ちゃったよ!?
勝負もかけられる可愛い下着もつけてきちゃったじゃん!!
水城くんのせいだっ!!
なんて、無茶苦茶な責任転嫁のいちゃもんを心に、ゴクリゴクリと煽るお酒は完全なるやけ酒に近い。
まわりは学生パワー爆発とばかりに盛り上がり、ピッチャーで一気まで始まっている始末。
そんな盛り上がりに乗る気分でもなく、しんみりと飲んでいる私に渋々つきあっているのが実結だったりする。
……だったの……だが。
「あ、……私ちょっと芳子達と話してくる~」
「へっ?えっ、ちょっと……」
傷心の私を一人残すとかさすがに酷く………
ああ………成程、
「西條…君」
「隣…空いたなら座っていい?」
「ど、どうぞ」
こういう事か。