どうしたって期待したい!!
そそくさと理由をつけていなくなった実結と入れ替わり、私を覗き込んで微笑み隣に身を置いたのは西條君だ。
理由が分かった瞬間に実結を視線で追ってみたけど、何やらグッと親指を立てていい笑顔を投げてくる始末。
そもそも実結の浮れたLINEのせいで今こうしてモヤモヤしてると言っても過言じゃないのにぃぃぃ。
尚も自分の欲求のままじゃないか!と、複雑心中でビールを口に運ぶと。
「意外」
「えっ?」
「鈴原ってもっと可愛い飲み物選ぶのかと思ってた」
「あ、ああ……あはは、そうだよねぇ。女の子ならもっとカシオレとか甘くて可愛い物飲めって感じしちゃうよね?」
「いや、俺ビール好きだし。女の子でもサバサバした感じにビール飲んでるのとか結構好きだよ」
おおおおおおうっ。
凄い気さく笑顔と乙女心トーク!!!
いや、うん、確かにイケメン君だ君は。
実結が騒いでたのもなんか頷けたよ。
初めて話すのに緊張なんか抱かせない。
持ち前のイケメン効果もあるだろうけど、確かに気さくで皆に好かれそうなキャラだと感じる。