どうしたって期待したい!!


ええ、ええ、決して私は恵まれた容姿とかじゃないですよ。

人並みですよ。

ただね、

「性格ブスよりマシじゃない?」

「っ……」

声をあらげるでもなく、寧ろ蔑む感じにドライに言いきれば、あきらかに西條君の顔色が憤怒に染まった気がする。

そうよね。

そんな本性ひた隠しにみんなから好かれるイケメンをしていたんだもの。

こんな風に特別イイ女でもない、なんなら適当に遊ぶ気だった私にこんな風に馬鹿にされたらプライドズタボロってとこかしら?

まあ、そんな事知ったこっちゃないけど。

と、再び意識を帰路に向けかけていたというのに。

「負け惜しみ言ってんじゃねぇよ」

ああ、小学生。

ああ言えばこう言う。

そんな言葉が浮上する流れにはうんざりとしながら再び足を止める。

そうして振り返った瞬間に浴びせられる、

「なんだかんだ期待していつも以上に服とか化粧とか盛って来てた癖に。ブスの癖に恋愛事にはキャーキャー言ってたからちょっと相手してやろうと思っただけだっつーの。遊びじゃなきゃお前みたいな奴誰が相手するかよ」

はい、クズ男発言~。

だから、痛くも痒くもないっての。

正直昨日まで君の認識なかったのよ?私。

< 133 / 151 >

この作品をシェア

pagetop