どうしたって期待したい!!



これが程々に親密になった相手からの発言であったならそれなりにショックを受けただろうけど。

殆ど他人であった人間からの罵倒など屁でもない。

……と、言いたいけど結構ムカつくな。

私も結構お子様思考だから言われたら言い返したくなる性分だし。

何より……

ブスブス煩いっ!!

色恋にキャーキャー言って悪かったな!どうせミーハーな恋に恋する女子ですよ!煩いよ!

でも、誰彼構わず相手してほしいとか思ってねぇわ、ボケェェェ!!

と、中指の一つでも突き立てそうになっていた利き手は予想外にも動きを封じられて。

えっ?と驚くより早く、

「じゃあ、遠慮なく俺がお持ち帰りで」

あ、……あれぇぇぇぇぇぇぇ!?

幻聴かなぁぁぁぁ!?

と、聞き覚えありすぎる声音には抱いていた憤りなど一瞬で粉砕。

でも、まさか!?と疑惑混じりに首を捻れば隣に捉えるのは見紛うことなき水城くんの姿。

そして、改めて気が付けば自分の手は水城くんの手に絡めとられていて、更にはその手を西條君に見せつける様に持ち上げている水城くん。

あ、あれぇぇぇ??

えっ?何このシチュエーション!?

えっ?だってさっきLINEでさ、家に居たんだよね?

えっ?瞬間移動?

ってか……お持ち帰り言った!?


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