どうしたって期待したい!!




色々と急展開な水城くんの登場には思考が追い付かずに口をパクパクとして長身の姿を見つめてしまう。

そんな私の混乱などまるでお構いなしに、

「じゃ、帰ろっか?」

「っ……いやいやいや、ちょっと待って!!色々と頭が追い付かない!!何で!?どうして!?そうしてこうなった!?」

「……鈴原が俺んち来るって言ったんじゃん?」

「言ったよ!」

「で、俺が迎えに行くって言ったじゃん?」

「言ったよ!」

「で、……迎えに来たじゃん?」

「いやいやいや、待って?色々となんか過程がすっ飛ばして無い!?早すぎるでしょ!?だって、さっき家でお笑い観てコーヒー飲んでた人が何で…」

「別に俺部屋でとは言ってないよ?」

「……えっ?」

「ほら、」

キョトンとする私にどこまでも冷静な様子の水城くんが指示してきたのは街頭巨大スクリーンだ。

映し出されているのは確かにお笑い選手権らしい番組で、よくよく見れば水城くんも反対の手に珈琲らしきカップを持っているのだ。


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