どうしたって期待したい!!
結局、落すのも水城くんなら上げるのも水城くんなんだ。
それも強烈に甘い事をぶちかましてくれる彼に完全依存して最早手遅れ。
もう普通の恋愛にときめきなんて出来ないのかもしれないと真剣に思ってしまうくらいに。
責任……とってくれるんだろうか?
そんな風に完全に脳内お花畑にシフトチェンジしていたというのに。
「はっ……結局顔がいい男に靡いてんじゃん」
「っ……」
そうだった。
まだ居たねぇクズ男西條君。
多分、水城くんの登場とこのシチュエーションは西條君からしたら実に面白くない事だろう。
だって、散々罵倒して見下した私をさらりと他のイケメン君がカッコ良く拾い上げたような場面だ。
それでも尚も続ける悪態は負け惜しみになるのだろうけど。
……まだ言うか。
「なんだかんだ顔で選んでないみたいな雰囲気で俺の事性格ブスとか言うけどさ、充分に顔で尻尾振ってる性格ブスじゃんそっちも。見た目も中身もブスでしかも煩いとかないわ~。あ~、よかった、間違いでもそんなのに手出さなくて。うっかり手だして『責任とって』なんて泣かれてもウザいだけだし」
ウザいのはどっちだコンチクショウ!!
言いたい事べらべら言い腐って!!
うっかり手を出されても誰が応えて夢中になるかボケッ!!
そんな応戦の悪態をいつ口から弾いてやろうかと自分のエンジンは怒りを糧にマックス寸前。
ほら、もう一声あったらその綺麗な顔に横っ面張ってやろうか!?と、身構えてフットワーク中の自分が拳を握っている。