どうしたって期待したい!!
その期待を見事外さないクズ男西條君の唇から、
「お前も遊んでんならそうそうに見限った方がいいぜ。そんなブ___」
何回もブス言うなぁぁぁぁぁぁ!!!!
天ちゅ____
「天誅__」
「っ!!?」
あ、いや……今の私じゃないですよ?
それでも、鼓膜に響いた声は聞き馴染みがあってもゾクリと畏怖するくらいに威圧的なものであった。
そんな声音に驚愕しきる前に更なる驚愕を視界に収めて。
感情的ではなくとも遺憾を感じる声音が響いたと同時、ばしゃりと西條君の顔面は茶色い液体を滴らせる。
多分、私も西條君も『何事?!』と思考が追い付いていなかったと思う。
そんな中でただ一人冷静な思考のままに動いた水城くんが呆けていた西條君の胸座を掴んだかと思えばそのまま壁に突き飛ばし、ドンっと背中を打った衝撃に後押し。
トドメとばかりに水城くんの足が西條君の方へと蹴り込まれたのだ。
さすがに『ひっ』と声を出して両手で口を押えてしまった。
それでも、よくよく見れば蹴り込んだ足は西條君本人には触れてはおらず。
その足の位置は西條君の股の間、丁度股間の下ほどで壁を蹴り込んだ形で動きを止めていたのだ。