どうしたって期待したい!!
普通であるならさ、好きな人が自分をかばってキレてとかドキドキキューンな筈なのにさ。
いや……もういいよ?
許してあげない?と、歓喜よりも焦りと怯みが増すんだけども?
そんな私などどうやら眼中にない程ブチ切れているらしい水城くんは尚も精神から殺す様に西條君を睨んでいるのだ。
「……お前が言う美人がどんなんか知らねぇけど。……これ以上鈴原馬鹿にしたら………次は踏みつぶして使い物にならなくしてやるからな」
「っ___」
言葉を示す様に、壁につけていた足ろトントンと西條君の股間に当て警告する水城くん。
さすがに西條君も言葉を失って、そんな彼を最後まで蔑むような眼差しで威圧していた水城くんだったけども。
「………鈴原、行くよ」
「ひゃいっ!」
あ、変な声でた。
だって……恐かったんだもん水城くん。
それでも私にその意識が向けられた時にはすでにいつもの水城くんで、おいでとばかりに伸ばされる手には思考が働くより早くその姿に駆け寄っていたのだ。
でもさすがに自分から手を絡めるのはどうなんだろうと、伸ばされた手に手を伸ばしかけたところで思わず躊躇う。
そんな私を読んでいた?
「寒いから帰るよ、」
「っ……」
み、水城くんからまた手絡めてもらっちゃったぁぁぁぁ。