どうしたって期待したい!!
どうしてもあと一歩が踏み出せない。
彼がこうしてPCの映像とにらめっこしているのは日常茶飯事の事であったのに。
それでもいつまでも突っ立っているわけにもいかず、意を決して身を置いた場所水城くんと一椅子離したはこれまた中途半端な位置であったり。
それでも……セーフぅぅぅ。
映像に集中してるのか突っ込み入らずだぜ千紗…
「何でそんな絶妙な場所に座ってるの?鈴原」
「っ~~~」
「あ、心配しなくてももう引き終わりの風邪だから」
「いや、むしろ問題そこじゃないぃぃぃ」
この際別にいいのよ。
例え『インフルエンザなんだぁ』とか言われても水城くんから貰えるものなら病原菌だってウェルカムな私だけどさ!!
なんでそこに気配り行くのに映像への気まずさ配慮をしてくれないっ!!
これは天然なの!?意地悪なのっ!?どっち!?
なんて葛藤に悶絶して頭を抱えていれば、かたんと椅子が引かれる音に意識を引かれ、見事視線を動かした先には引いた隣の椅子をポンポンと叩く彼の姿と、
「……久々なんだし。寂しいからこっちおいで」
「っ~~~!!!!」
死ぬっ!!いや、死んだっ!!!
なんだその可愛い誘い方っ!!
そして相変わらず羞恥は全く滲ませないナチュラルフェイス最高!!!
そのさ、わざわざマスククイッて下げて正面切ってぶちかましてくるの反則でしょぉぉぉぉぉ!!!!