どうしたって期待したい!!




迫った顔は自分の顔に合わせられたわけではなく、少し高めの額の上で触れる事なく動きを止めた。

一体どういう行動ですか!?と、痛い程跳ね上がる心臓を皮膚の上から宥める様に抑えている最中。

「……なんか、物足りなくて落ち着かなかったんだよね」

「え…なに…」

「鈴原の匂いだわ」

「ぶっ___!!?」

「あ〜、やっとスッキリ」

「ちょ、ちょちょちょ…水城く…」

「俺、鈴原不足だったんだなぁ。なんかそわそわしてたんだけど匂い嗅いだら落ち着いたわ、サンキュ」

こっ…………殺される。

再開早々短時間で水城くんに殺される。

不足って…匂い嗅いだらって…落ちついたって………サンキュって!!!

煙草依存に近い感じに私に依存してくださってる!!?

ああっ!こんな風に私の心を乱して期待させておきながら、本人様は納得してスッキリとばかりに既に意識はPCに向かってるぅぅぅ!!

罪深いよ!水城くんっ!!

まあ、…それが癖になって益々ハマっちゃってる私なんだけどさ。

そうなんだ。

ミーハーな事を言ってしまえば私だってみんなとそう違いない。

よく知らず容姿に惹かれて水城くんに夢中になって追いかけたのだから。

だけど、こうして距離を詰めていく時間の中で私は水城くんの性格も含めて好きだと言い切れる。


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