愛してるからこそ手放す恋もある

1ヶ月と言う研修(入院)も無事に終わり、正社員として仕事復帰をすることが出来た。
週末に戻ると言う約束も、仕事だの風邪をひいただのと誤魔化し、一度もボスに会うことは無くおわった。

「梨華…やっと研修終ったな?待ちくたびれたぞ!だが、これで梨華も正社員だ、研修期間中とは言え、秘書検定まで取って流石だな?これでバカどもに後ろ指差される事も無いだろ?」

バカどもって…

パワハラ発言健在?
まぁ1ヶ月やそこらで人は変わらないか?

「はい…ありがとうございます」

入院してる間暇で暇で、秘書検定をとる事にした。
そして先週秘書検定の合格通知が届いたのだ。

「ホント、君はがんばりやさんだね?はい、正社員の名札と社員書」

「菱野専務にも御尽力頂きまして、ありがとうございました」

「いや、私も優秀な部下を失わなくて良かったよ!あっ!由美ちゃんが御祝いしようって言ってたから、来週末にでも浩司の部屋で御祝いしようよ?ね、浩司!」

「断る!来週末っていったらクリスマスだろ!?ふざけるな!!」

「浩司がクリスマスってか?」
菱野専務は笑いながら部屋を出ていった。

こうして以前と同じ日々が戻ってきた。




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