大好きな彼は超能天気ボーイ
授業の代わりに文化祭の準備が今日は丸一日。

だって明日が本番なんだもの。


衣装も持って来て、一通り動きを確認。

私の浴衣は、椿のお花と優しい青のあまり見られない綺麗な柄物なの!


「ど、どうかな。」


早苗とほかの女の子たちに更衣室で見せ合いっこする。


「…か、可愛い!
梨乃!あんたやっぱり良いわ。」


「やっぱり?おかしくない?なんか私が着たら、寸胴感丸出しとか…」


「んーんっ全然!梨乃ちゃんもともと細いし透明感半端なくて、可愛いし!」


「そんな…褒めてもらわなくても…。
ありがとう、可奈ちゃん。
可奈ちゃんもすんごくピンクが似合ってる!」



そういうと、可奈ちゃんは頬を赤らめる。
可愛い〜!



「いやーこれ男子に見せちゃう?絶対梨乃惚れられるよ?」


「何言ってんの?早苗、そろそろ自覚したほうがいいよ?私が男だったら、思考錯誤して落とそうとするな。」



「やだぁ、梨乃ちゃんったら☆
早苗ちゃん嬉しいなぁ〜〜」


「うへっ気持ち悪いっ。」


「おい!こら。うへっじゃねえよ!」


そんなギャグもして、笑いあう。
つくづく感じるけど友達って最高だよね。
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