オオカミ回路 ♥️ うさぎスイッチ(処体験ガール再編集)

「クソ……!」

バンッ!!


佐々くんがドアを思いっきり叩く。

瞬間、私のカラダが硬直する。

佐々くんは、それを見逃さない。


「…ごめん、怖いよな…」

「違っ……」


違うの佐々くん、驚いただけなの。

佐々くんが、怖いんじゃない。

そう、伝えたいのに、強張ったカラダからはうまく言葉が出ない。


「…これじゃ、さっきのヤツらと一緒だなっ」


佐々くんは、苦笑いを浮かべながら、つないでいた手をゆっくりと解き、カラダを起す。

離れていく体温に、

私は、突然、不安になる。

ココロが冷えていく。

だから、わかる。

アイツらが佐々くんと一緒だなんて、絶対にそんなワケない。


「…なんで?…佐々くんは、関係ないデショ……?」


そう、声を振り絞った。

瞬間、佐々くんが大きく目を見開き、動きを止めた。

数秒、私をじっと見つめ、それから、伏せ目がちに視線を横にずらす。

佐々くんは、私からできるだけ距離を取るように、後部座席の一番隅に深くもたれかかると、


「ハア…」


悔しそうに、瞳を閉じた。


「ささ…くん…?」

「……」


問いかけに、もお、返事もしてくれない。

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