死線ーシセンー(スローペースで更新)
ウソだ……ウソ!!


奈美の自宅に着くまで、呪文のように呟きながら必死に走っていた。







ーーー奈美の自宅前に着いて私は、改めて絶望を感じた。



奈美の家の周りは、警察や救急車がたくさん停まっていて。


記者の方もチラホラ伺える。


玄関には〘立入禁止〙のテレビでよく見る黄色のテープが貼られていた。



「ウソ……でしょ?」

独り言のようにポツリと呟く。


私はまだ悪い夢でも見ているのかな?
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