死線ーシセンー(スローペースで更新)
真夏でもないのに、尋常じゃないほどの汗が吹き出して気持ち悪い。


でもそんなの関係ない!!


今は奈美の元へ……安否の確認が先だ!!


無我夢中で、私は奈美の自宅へと走り出す。





奈美……お願い…そんな悪い冗談やめて!!


私たち約束したよね?


高校卒業したら、一緒に住むんでしょ?


一緒に不動屋さんまで見に行って、素敵な家も見つけた。


奈美と私の両親は昔からの幼なじみで、仲良かった。


だから奈美と仲良くなるのも、時間はかからなかった。
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