死線ーシセンー(スローペースで更新)
「笠原」
ついに私の名前が呼ばれてしまった。

一度深呼吸をして、席を立った。

そして先生の元へと歩いていく。

先生の目の前に辿り着いた途端、ふっと微笑んで。


「笠原、よく頑張ったな‼この調子でこれからも頑張れよ‼」

そう言って先生は、答案用紙を差し出してくれた。


もしかして……?

そう、期待を膨らませ、私は答案用紙に目を走らせた。


「あ……」

思わず声が出てしまった。
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