嘘つきお嬢様は、愛を希う


再会するまでは私を置いていったことを憎んですらいたはずなのに……つくづく思い通りにいかない。


それもまた人生、ってことなのかな。



「ねえ、野良猫くんたちはなんで胡蝶蘭に入ったの?」



話を逸らすため、私は近くの椅子に座りながら尋ねる。


三人はふたたび顔を見合わせてから、少し困ったように笑ってこちらを見た。



「それは……いくら姫さんでも、あんまり聞かない方が良いですよ」

「うん、まあ『ワケあり』しかいないからねえ」

「人には言えないワケ、ってのも少なくないからなー」



ふいっ……と。


一瞬にして、距離が出来たような気がした。

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