嘘つきお嬢様は、愛を希う
「トップはもちろん総長だよ。言うまでもなく、組織で一番権力を持つ頭──つまりは、リーダーだね。そしてその下につくのが俺たち幹部。それぞれの役職を遂行しながら、総長の指示で各隊を指揮・統率するのが主な仕事」
「えっと、じゃあ胡蝶蘭の幹部は……」
「今は俺と瀬良、櫂さん、天馬の4人」
つまりはここにいるメンバーってことか。
まさか天馬が幹部なんて立派な地位にいるとは思っていなかったけど……。
「なるほどね……」
改めて仕組みを説明されると納得がいく。
いくら暴走族といえど、秩序維持が出来ていなければその時点で組織は成り立たずに崩壊するものだ。
こうして絶対的な存在を作ることで上下関係が明確になり、より組織としての安定感が生まれているんだろう。