柴犬のお尻愛好会
「そういえば、荒木はいつも歩きで帰ってたな。この近くってことは、荒木と副島って同じ中学?」
「おう」
と荒木が素っ気なく返事し、副島は小さくうなずいた。
二人の姿を見ていると、なんだか胸がもやっとした。
同じ中学、しかも家の近さから考えたら、ひょっとしたら同じ小学校出身なのに、違和感を覚えるよそよそしさ。
なんだ、この気持ちは。
「大吾と副島は一緒にどうしたんだ。二人って知り合いだっけ」
「同じクラス」
「そうなんだ」
そこで会話が途切れ、三人とも黙り込む。
気まずい。
荒木と以前のように笑い合って話すことが俺には途方もなく難しかった。