海くんがわたしを好きだなんてそんなことあるわけない。
次の日、折山さんのまぶたは遠目で見てわかるくらいに腫れていた。
...きっと、昨夜もずっと家で泣いていたのであろう。
そんなに先輩と離れたくないのなら、多少はなにか言えばよかったのに。
...いいや、戻ってほしくない。
俺の心にはそんな感情が芽生えていた。
そして昨日からずっと、折山さんの泣き顔が頭から離れないんだ。
...俺はいったい、どうしてしまったんだ?
自問自答するけれど、答えなんてとっくに出てる。
俺は、
折山さんのことが好きなんだ。