海くんがわたしを好きだなんてそんなことあるわけない。


「卒業式のあと、またここで待ってる」


ああ、今すぐにでも卒業してもらいたい。


だけど、卒業式は来てほしくない。


折山さんとあの先輩がここでこっそり会っている事実に、嫉妬で狂いそうになる。


さらに折山さんが箱に入ったバレンタインを先輩にあげていて、

俺は頭を鈍器で殴られたような気分になった。


あれが......折山さんの本命チョコか......。


折山さんの心の中には、


まだあの先輩がいるんだ。


って、まだ別れてから4ヶ月ほどしか経ってないから、当たり前か...。


完全に別れていたわけではなく、あのときも“距離を置きたい”と言っていただけだし。


......俺の恋、完全終わった。

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