海くんがわたしを好きだなんてそんなことあるわけない。


次の日から、俺と折山さんのあいだに少し距離ができてしまった。


前みたいに避けられているわけじゃないし、おはようだってまたねだって交わすけど、確実に以前とは違う。


これは......心の距離だ。


俺はこれまで心の距離を縮めたかったのに、逆に開けてしまった。


でも、なんでなんだろう。


俺はやっぱり折山さんに嫌なことはしていない。


なのにどうして距離があいてしまったんだろう。


俺が......本当の気持ちを言わなかったから?


あの質問からして、折山さんは俺の気持ちに......気がついてるかもしれない。


ということは、俺の気持ちが迷惑だ...ってことか?


だから、距離をあけられたのか。


それならつじつまが合う。


うわー...かなりきつい。


女々しいかもしれないが本気で泣きそうだ。


でも、迷惑に決まってるよな。


だって、折山さんは先輩が好きなんだ。


先輩が卒業するからやり直すかは考えたいみたいだけど、好きは好きだろう。


本命チョコをあげていたのがなによりの証拠だ。

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