海くんがわたしを好きだなんてそんなことあるわけない。


「律花おはよ。ちょっとこっち来て?」


次の日、朝登校するやいなや、海くんに手招きされた。


「??」


わたしはハテナマークを浮かべたまま彼に近づく。


彼はなぜか面白がるように笑っていた。


「ほら、中川」


となりの真琴ちゃんに、なにか促している。


海くんじゃなくて、真琴ちゃんが用があるの!?


昨日の今日だし......なに言われるの...!?


ドクドクと心臓が脈を打ってきた。


宣戦布告されたらどうしようーー!?


「り...っ律花ちゃん!!

アタシと友達になってくれ!!」


「......へ?」


真琴ちゃんの顔は...まるで恋する乙女みたいに、真っ赤。


キョトンとするわたしに、海くんはさらに笑った。

< 218 / 220 >

この作品をシェア

pagetop