【完】キミさえいれば、なにもいらない。
陸斗先輩のことが気になって、お兄ちゃんにさりげなく『最近、陸斗先輩うちに来ないね』って聞いた時のことだった。
お兄ちゃんがサラッとこんな報告をしてきたんだ。
『あぁ。だって陸斗の奴、彼女できたから』
私はそれを聞いた瞬間、ショックのあまりしばらく言葉が出てこなかった。
心がひび割れて、ガラガラと音を立てて崩れていくような感じがして。
とにかく信じられなかったし、信じたくなかった。
泣きそうなのを必死でこらえながら、お兄ちゃんに詳しいことを聞いてみる。
すると、その陸斗先輩の彼女というのは、学年でも美人で有名なお兄ちゃんたちの同級生で、元から先輩と仲の良かった子らしい。
お兄ちゃんいわく、先輩と彼女はよく二人きりで出かけたり、電話をしたりするような仲で、いつくっついてもおかしくない感じだったから、別に驚くことはなかったんだとか。
私はそれを聞いて、ますます頭の中が真っ白になった。
お兄ちゃんがサラッとこんな報告をしてきたんだ。
『あぁ。だって陸斗の奴、彼女できたから』
私はそれを聞いた瞬間、ショックのあまりしばらく言葉が出てこなかった。
心がひび割れて、ガラガラと音を立てて崩れていくような感じがして。
とにかく信じられなかったし、信じたくなかった。
泣きそうなのを必死でこらえながら、お兄ちゃんに詳しいことを聞いてみる。
すると、その陸斗先輩の彼女というのは、学年でも美人で有名なお兄ちゃんたちの同級生で、元から先輩と仲の良かった子らしい。
お兄ちゃんいわく、先輩と彼女はよく二人きりで出かけたり、電話をしたりするような仲で、いつくっついてもおかしくない感じだったから、別に驚くことはなかったんだとか。
私はそれを聞いて、ますます頭の中が真っ白になった。