3月生まれの恋人〜first christmas〜
言葉に詰まりながら、やっとの思いで彼にそう告げると

瞬間、強い力で彼に引き寄せられた



『軽いとか全然思ってないし。

つかもう、これって運命ってやつ?』



耳元で囁かれて気が遠くなる。



『絶対大事にするって約束する』



見上げた先で、彼が満面の笑みを浮かべてそう言った。








『しっかし、今日は傑作だったな!あれ』



『劇のこと?』



再び、並んで歩く帰り道

しっかり繋がれた手が何だか不思議で
それを見つめながらぼんやり返すと



『拓があんなにモテるとは知らなかったよ

ガキとはいえ女だよな』


って、けらけら笑いながら彼が言った



『もしかして後から絞られた?ゆづ先生』



『ちょっとだけ・・・』
< 29 / 31 >

この作品をシェア

pagetop