みだらな天使
コクンと頷くと、そのまま抱き上げられた。




脱衣所で服を脱がされながら、キスを浴びる。




それだけでのぼせてしまいそうだった。




そして、ホテルでは暗かったからまだよかったけど…




この明るい中で朔のカラダを目の当たりにして、ドキドキした。




このオトコは、肉体までセクシーだ。




細身なクセして、脱いだら結構筋肉あるって…反則だ。




恥ずかしくてバスタオルで身体を隠す。




「なんで隠すの?」



「だ、だって…」




私の反応を見て楽しそうに笑う朔。




腰をグイッと引き寄せられ、心臓がドクンと跳ねる。





「…おいで」




低くて心地の良い声でそんな風に言われたら…




もう、何も考えられなくなる。




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