短編集 【ストーカー】
なるほど・・。
こんな生活繰り返してたらそりゃ寝不足にもなるわな。
久し振りに俺も体を動かし、
夜の闇に溶けながらアカネの後を追う。
・・・朝よりも足取りが重いぞアカネ・・。
トボトボと歩く元カノのお尻をポンと叩きたい気持ちをぐっと堪えながら、最寄り駅に辿り着く。
シャキッと歩いてたら良いタイミングで乗れたのに、
ホームに着いた時にはアカネが乗る電車は発車してしまっており、
次の電車までは15分の間が空く。
ホームにはあまり人がいないので俺はホーム内の売店の隅から様子を伺う。