心と体の距離


その後シャワーから戻った小原は
珍しく甘えて来る。

自分から来るなんて、
もうどうなっても知らねえ。







…夢を見た。


「好きだよ。」って。


なんて都合の良い。



起きたら小原はもういなかった。









次の日会った小原は
瞼がぱんぱんに腫れていて
隠しきれていない。

どうした?
そう聞いても「寝てない」の一点張り。



今日は岸川さん達との打ち合わせだ。


終わった時に
彼女を追いかけた。


「岸川さん、
ご結婚おめでとうございます。
俺もあいつにそろそろ伝えます。」


「ありがとうございます!

はい、頑張って下さいね。」



実は少し前に彼女に告白された。
その時に小原への気持ちを打ち明けたのだ。
今思えば小原への対応は
それが原因なのかもしれないと強く思う。


幸せを見つけた岸川さんは
本当に綺麗だった。




俺もあいつに伝えよう。




< 29 / 34 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop