輝きに満ちた世界で


何って前は強敵、結城姉弟の片割れだ。
ハードルをあげるだけだろう。



《「もし、俺が君のこと好きって言ったらどうする?
認めて貰えなくても俺は君のことが好きだ。



ずっと俺の隣にいてくれないか?
一生、幸せにする。」》



結城の言葉がマイクを通してと生で二重に聞こえる。



「「「きゃー!」」」



女子の耳をつんざくような黄色い声があがる。



あーあ、ほら。レベル上げあがってバカ。



私は口の中で呟く。



「ではラスト、小町ちゃん!」



私はマイクを受け取る。



「えっと、先に言っときます。

はっきり言ってこのお題、どうすればいいかわかりません。



なので皆さん、優しい目で見てください。」



私がそう言うとザワザワとする。



「小町ちゃんには可愛いのをお願いします!」



後ろからSEIRAさんの声がして、また歓声があがった。

< 153 / 252 >

この作品をシェア

pagetop