輝きに満ちた世界で
何って前は強敵、結城姉弟の片割れだ。
ハードルをあげるだけだろう。
《「もし、俺が君のこと好きって言ったらどうする?
認めて貰えなくても俺は君のことが好きだ。
ずっと俺の隣にいてくれないか?
一生、幸せにする。」》
結城の言葉がマイクを通してと生で二重に聞こえる。
「「「きゃー!」」」
女子の耳をつんざくような黄色い声があがる。
あーあ、ほら。レベル上げあがってバカ。
私は口の中で呟く。
「ではラスト、小町ちゃん!」
私はマイクを受け取る。
「えっと、先に言っときます。
はっきり言ってこのお題、どうすればいいかわかりません。
なので皆さん、優しい目で見てください。」
私がそう言うとザワザワとする。
「小町ちゃんには可愛いのをお願いします!」
後ろからSEIRAさんの声がして、また歓声があがった。