輝きに満ちた世界で


あぁ、可愛い、ね…



これはいつも求められているやつ。

そうだよね、小町はファンのみんなに求められているものを体現すればいい。



「ずっーと前から好きです!
まだまだ好きでいても、いいですか?」



一息でそう言った。



「かわ、いい...」



どこらかそんな声が聞こえた。
私は求められている通りに出来ているみたいだ。



結局は“小町”は私だけでは作れない。
ファンの人達がいてこそなんだ。



そう思うと佐々木さんの言葉が胸にストンと落ちた。



小町は私だけじゃ作れない。
ここにいる私を応援してくれる人がいてこその小町。



ここにいる人たちがまた違う小町を求める。
私がそのニーズに答えて変容していく。



そうして私と応援してくれる人がまた新しい小町を作っていく。



あぁ、応援してくれる人ってこんなに大切な存在なんだ。



みんな、ありがと。

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