秘密暴露アプリ~恐怖の学級崩壊~
「黙れこの人殺し!!」


裕の母親は唾をまき散らしながら叫んでいる。


「裕の安否がわからないね……」


直美がそう呟いた。


「きっと大丈夫だよ。だって家に人がいたんだよ?」


あたしは早口でそう言った。


さっきから裕の姿が見えないのが気がかりだった。


救急車は来ているけれど、後方が開きっぱなしになっている。


と、その時だった。
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